無題

精神疾患の女がつれづれなるままに。

2020.04.14 お久しぶりに

お久しぶりに更新をしようという気になりました。

 

発達障害が分かってから4ヶ月半ほどが経ちました。酷く落ち込んでいたわけではないけれど、なんとなく自分と向き合う期間だったように思います。やっと、開き直れそうです。

 

最近、自分のことが好きになりました。今までの人生で、こんなに自分のことを好きになった期間はありません。

 

なぜ好きになれたか。それは「自分を許す」ことができたからだと思います。

 

私は今まで、よく分からない罪悪感に苛まれながら生きてきました。生い立ちのこと、勉強のこと、仕事のこと、そして病気のこと。うまくいかないのは自分のせいだ、自分がダメなんだ、自分がもっと頑張らなくては・・・。ハッキリ言って自分に責任が無い!ことでも無理やり自分に結びつけていました。そして本気で、自分のせいなのだと信じ込んでいました。

 

東京での仕事を辞め、大阪に帰ってきてからは、親友のおかげでなんとなく「これでいいんだ」と思い始めてはいましたが、やはり心から受け入れるまでには何年もかかりました。いや、自分の気付かない心のどこかでは、まだ全ては受け入れられていないかもしれません。

 

でもやっと、自分を認めることができるようになってきたんだ、と気付きました。しょうがないじゃない。自分はこうだけどまあいっか、と。

 

なぜできるようになったかというと、自認している限りでは、

 

「嫌なことは嫌と認める」

だから、

「自分の嫌なことはしない」

 

嫌なことはしない。簡単そうに見えるけれど、頑張り屋さんな人間にはとっても難しいことです。

 

些細な出来事を経験するたびに、まず自分がどんな気持ちになるのかということを一つずつ自問自答しながら、過ごしました。

 

その経験が積み重なって、自分の精神衛生をなるべくいい状態に保つことが出来るようになってきたのだと思います。

 

避けられるものであれば避けるし、もちろん、やらなければならないことはやります。けれども「嫌だ」という気持ちを「好きだ」「平気だ」と無理に書き換えない。嫌いなものは嫌いだし、不快なものは不快なんです。

 

そうしたら、

「あぁ、私今○○のせいですごく嫌な気分になってるなぁ。」

と、自分の感情をすごく俯瞰的に見られるようになった気がします。

 

 

そうしたら更に、自分の好きなこと、嫌いなことが分かってきて、不快に感じてもそういう負の感情をなるべくどうにかしようと努力できるのです。

 

さっきも言ったように、不快を快と書き換える努力はしません。不快以上の快を獲得する努力をするのです。

さっきは〇〇でとても嫌な思いをしたし落ち込んだ、だから今からゲームをする、飼いネコと遊ぶ、取っておいたお菓子を食べる。

 

皆さんお気づきかと思いますが、これは一言で言えば単なる「ストレス解消」なのです。

が、私はそもそもストレスをストレスとも思っていなかったので、解消するという思考を持つこともありませんでした。

 

蕁麻疹や帯状疱疹が出るたびに「ストレス解消、ちゃんとしてくださいね」と皮膚科医が言うのですが、「ストレスってなんやねん!!」状態でした。

 

それは、落ち込んだことを無理やりなかったことにしたり、嫌だと思いながらやっていたことを嫌じゃないと思い込んでいたからなのです。ストレスという言葉、意味、概念は知っていても、実際に自分の中に感じることはできていませんでした。

 

私の脳みそは自分自身にすっかり騙され、ストレスなんて知るかぁ!でしたが、身体は正直でした。(笑)

 

 

 

長くなりましたが、多分、自分が自分の気持ちに正直になれたからこそ、自分を好きだと思えるようになったのだと思います。だって、ちゃぁんとストレスに気付けたことで、その対処としてたくさんの喜びに満たされれば、「嫌だ」「ムカつく」「悲しい」だなんて感情に"飲み込まれる"ことはありませんから。

 

 

自分のせいだー、自分が悪かったーと思うことが減ったわけではありません。

自分が病気じゃなかったら、自分が発達障害じゃなければ・・・

毎日そう思いますし、落ち込みます。泣くこともあります。でもそれはそれなんです。無理にそんな感情、考えを打ち消すことはもうしません。

 

落ち込んだっていいんです。自分を責めたっていいんです。そう思えてしまうものはしょうがない。今生きている限り、脳みそが考えることは止められないんです。

 

でも、落ち込んだ分、たっぷり自分にご褒美もあげましょう。楽しいこと、嬉しいこと、いっぱいしましょう。テレビでも、ゲームでも、ツイッターでも、スイーツ、漫画、筋トレ、はたまた昼寝?なんでもいいのです。

 

楽しいことをいっぱいして、いっぱい笑ったら、たくさんのハッピーを集められたら、もう一度悩んでいたことを思い出してください。悩んでいた自分がどうでもよくなったり、解決法が案外すんなりと浮かんだり・・・しませんか?

 

人それぞれ考え方のクセはありますが、感情は脳みその毒にもなるし、また薬にもなります。人間の脳みそなんてそんなものなのです。発達障害うつ病の私の脳みそだって”そう”なのだから、健康な皆さんの脳みそはもっと”そう”です。

 

 

人生で一番辛かった東京時代から、今私はこんなに自分を好きになることができました。支えてくれたたくさんのお友達と、私自身に感謝を。

 

 

あ、気付けば誰かに話しかけていました。お気になさらず。はぁ、お腹すいたなー。

 

 

そういえば、今年見た病院からの桜も、とっても綺麗でした。

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